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ごめんなさいって言ってくれたら

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昨日は、私にとって大事な人の事を書きました。

 さて・・・今日は妹の事を書こうと思います。

妹の事、真正面から見ることをさけてましたね、私。

今日、バイトの帰り道、妹の事が浮かびました。

両親の事や大切な人の事は思い浮かぶのに

なんで妹の事はさけてたんだ?

そう思ったらなんかムカムカしてきたんです。

 

確かに、妹は小さい時に母の発した言葉で傷ついていたと思います。

その矛先が、私に向いて『お姉ちゃんはいいよね。

エレクトーンもそろばんもやりたいことなんでもやれて。

私が練習してると、いつもお姉ちゃんに代わってあげなさいって

お母さんに言うし、ずるいよ』って言われました。

 

そうするといつも『じゃあいいよ、弾いていいよ。練習していいよ』って

譲ってたんです。

引っ越して新しい家に行った時も両親の隣の部屋は妹の部屋。

私ははじっこの部屋だったんです。

いつも、いいなぁって思ってましたが口には出しませんでした。

 

両親の仲が悪くなっていくにつれて、妹の様子も変わってきて。

父が亡くなって、家庭の経済状況を考えると、

高校進学させてもらえない状況かもしれないって言ってたと思います。

妹は定時制高校に入り、昼間は働き夕方学校へ行ってました。

でも、途中で退学。でも、仕事は続けてました。

 

母が妹の稼いできたお金を使い込み、家族がバラバラになったとき

私が母に出て行けって言ってしまったんです。

たぶん、この台詞って妹が言うなら納得がいきますよね。

なんであの時、私が言ったんだろう?今考えると不思議です。

 

祖母がお風呂場で転んで大腿骨頚部骨折で入院しました。

私はその時、准看護学生で勤務しながら学校に行ってました。

勤務先の病院に入院しました。このころは妹は働かないで家にいました。

だから、祖母の特養への入所手続きをお願いしてたんです。

でも、結局『なんで私がやらなきゃいけないの』って言って、

祖母の入院費をもって家を出て行きました。

 

お金がなくなった時は本当にどうしようって思いました。

必死になっていろんな所にお願いして支払いを待ってもらったりしました。

父の遺族年金が多少なりともあったので助かりましたが、

次の年、妹は家の鍵を壊して家に入り

祖母の入院費を持っていかれました。

でも、私が腐らずにやってこれたのは

こうしたいっていう明確な願望があったから。

腐らずによくやってこれたなぁって思います。

 

家庭の環境などを考慮すると優先的に入所できますってことで

おばあちゃんは特養に入りました。

おばあちゃん、特養で人気者だったんですよ。

 

高校時代の恩師が援助してくれて、高等看護学校へ進学しました。

その時に彼に出会ったんです。

卒業して、1年は寮で暮らしましたが6畳一間を2人で使うのは大変!!

当時の勤務先の主任が辞めることになって、

主任の住んでいたアパートに引っ越しました。

快適でした、妹が現れるまでは。

 

妹が子供を連れて離婚したからって転がり込んできたんです。

しばらくして近くに部屋を借りて子供と一緒に住んでたんですが、

家賃を半年も踏み倒し、部屋はごみ屋敷状態で忽然といなくなったんです。

この時に、なんで私がこの子の尻拭いをしなきゃいけないんだ?

今まで散々やられてきたのに、なんで私が責任を取らなきゃいけないんだ?

って思いが沸々と浮かんできました。

法律上、彼女が部屋を借りる時の連帯保証人ではありましたが、

もうこれ以上は無理って思い、もう二度と尻拭いはしないって決めたんです。

 

数年後、私が深夜勤務前に寝ていた時、妹から突然電話がありました。

子供が海の事故で亡くなったこと、今検死をしている最中だということ、

どうしたいいかわからない、迎えに来てと。

甥っ子の魂はお父さんに任せようって思いました。

妹には、仕事の前だから来いって言われても行けない、

自分で何とかしなさいって突っぱねました。

心は痛みませんでした。

 

以来、連絡は1回あったきり。

でも、今までの事は一切悪いと思ってませんでしたね。

話してたら逆切れされました^^;

 

ほくみさんが、妹が言われた一言は彼女の感情が解決すること

と言ってました。その意味がやっとわかった気がします。

彼女の感情まで、私はひき受けてたんですね。

私が引き受ける必要はなかったんです。彼女が解決することだから。

甥っ子が亡くなった時点で、私は線引きをしました。

妹が解決すべき感情なので、彼女が決めればいいことです。

でも、今突然目の前に現れてもすぐに受け入れることはできないと思います。

 

私の素直に許すと言えない感情は母に向かってたのではなく

妹に向かってたんだと思います。

ただ一言、ごめんなさいって

言ってくれたら終わるような気がする・・・

Yさま

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妹さんを受け容れ始めたんですね。
そのままの想いを伝えたら、きっと素敵な終わりが訪れますね。

 

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